hpf2016

HPF2016のブログです。

大阪女学院観劇レポート



本日、大阪女学院高等学校さんの『籠の鳥 雲を慕う』を見させていただきました。一年の上田です。

劇全体の印象として、「二人劇」という枠にとらわれず途中で裏方さんが出てきて舞台のセッティングをしたり、ホワイトボードに時間の流れがわかるように日付を書いた紙を貼っていたりと色んな工夫がされており、見ていて驚くことが何度もあった作品でした。

演じる方は、どちらもどんな性格の役なのかが見ていてわかりやすく、とっさに出てくるアドリブや喜怒哀楽がよく伝わってくる表情などがよく印象に残っています。衣装の早替えもセリフなどでしっかりとつなげていて、ただただ凄いなと思いました。二人の学生が進路について悩みながらも互いに夢を見つけていくという内容の中で共感することも多々あり、最後に夢が叶ったと分かった時は思わず喜んでしまいそうになりました。また、音の出る鳥のおもちゃに話しかけるシーンでは何回聞いてもあの鳴き声に笑ってしまいました。

外にいる時と部屋の中にいる時の雨の音の変化や、回想シーンや日付が進む時に使われるたくさんの照明など音響さんと照明さんの工夫がたくさん見られて、どんな状況なのかが想像しやすく、とても見やすかったです。

役者の演じ方から照明・音響の工夫まで全てにおいて、たくさんのことを学ぶことができた素晴らしい公演だったと思います。
たくさんの勉強をさせていただきました。
ありがとうございました。


北かわち皐ヶ丘高校7月28日(木)

 悩殺ハムレット感想

 この作品は、普段生活してて使わないような言葉とか、喋り方とか、そんなセリフがとても多い台本でした。
 それだけじゃなくて、衣装も普段は着ないであろう服を着ていたり、さらに、男の人が女の役をしてたり、女の人が男の役をしてたり、それでも本番ができるようになるとはすごいです。
 主役のハムレット役は、ほとんどずっと出てて、それに加えてめちゃくちゃ喋るし、めちゃくちゃ動くし、他の役の人より何倍も台本読んでいっぱい稽古したんだろうなぁと思いました。

 音響も90分間ほとんどフルで使ってて、照明も転換多いけど、スラスラしてて、裏方の人もすごい頑張って稽古しないと失敗しちゃいそうな芝居で、でもゲネと本番両方見ましたが、ゲネの時にあったミスも修正してて、本番が始まるほんの少し前までしっかりと直し続けてるんだなぁと思い、感心しました。
 
 劇中に転換が結構多かったと思うんですが、役者が舞台に出入りするのとかめっちゃスムーズに出来てたし、照明もそれに合わせて素早く転換してたし、袖での喋 り声とか、足音とかも一切聞こえなかったし、それは芝居をすることにちゃんと集中しててこそできることなんじゃないかと思います。
 舞台中央にあったソファーと、それを少し高くするために敷いてた段とか、結構場所を取ってたのにもかかわらず、とても動いてたことと、なによりあの人数で、ウイングでできたこととかすごい。
 袖の中どうなってるんだろうとか思ったりしました。
 役によっては袖で着替える役者もいましたが、「そんなに袖にスペースあったのかなぁ」とか、場所の使い方がとても上手いんだろうとか思います。
 あの人数なら混雑しそうなのに、袖中での整理が綺麗に出来てたからあんな風にぱっぱ動けたんだと思います。
 静かに動く所は静かに、そして素早く動けるというのはとても凄いことだと思いますし、そういう所とかを真似していきたいと思います。
 ちなみに僕は『柿喰う客』という劇団も見たことがなかったし、シェイクスピアの戯曲も読んだことがありません。
 まったく予備知識なしでも楽しめたというのが本当に驚きでした。
 ありがとうございました。

 文責:精華高校 中島輶登(2年)

8月1日大阪府教育センター附属高校観劇レポート

大阪府教育センター付属高等学校さんの
「夏芙蓉」を見させて頂きました。

登場人物5人のキャラクターがそれぞれきちんと作り込まれていてとても見やすかったです。
前半は女子高生4人がいつも通り楽しそうに話しているのに、段々といつも通りじゃなくなっていき、4人の間に壁が出来ていくようでした。
最初は気づかなかったのですが、ゆっくりと4人の間にズレができてみんなの記憶がごちゃごちゃになっていくところが凄く印象に残っています。
後半になるにつれて段々と引き込まれていき、マイコちゃんの「私達死んでる」の時には切なくて泣きそうでした。
音響、照明も舞台全体の雰囲気に合っていて素敵でした。
自分の命は今日で終わってしまうかもしれないのだ、と、命の尊さや死と生について、残された者の気持ちなど、普段考えないことを考えさせられる良い機会になりました。

教育センターの皆様お疲れ様でした。
これからも頑張ってください。

大阪女学院高等学校松千

7月31日大阪女学院高校観劇レポート

本日、大阪女学院高等学校さんの『ここは洋式トイレです。』を見させていただきました。堺東高校一年の中林です。

舞台上を始めてみたとき、トイレがポツンとおいてあるインパクトに目を奪われました。劇自体は、コメディ調でとても面白く笑えるものなのに、芯にはしっかりと伝えたいことがあり、元気付けられるような作品でした。

演じる方もそれぞれ個性が強い方ばかりで、トイレやトイレグッズの擬人化という飛び抜けた役をしっかりと演じられていたと思います。私は特に洋式トイレさんが好きで、ナルシストなのに少し残念で、皆に雑に扱われている姿に、少し笑ってしまいました。

音響さんを、音姫と表現するそのセンスに脱帽です。音楽や照明が演技にとてもあっていて、自然に見ることが出来ました。

とくに、照明はしっかりと作ってあって、公演後に照明さんが一年生だけと聞いて驚きました。

とてもたくさんのことを吸収出来た素晴らしい公演だったと思います。

勉強になりました、ありがとうございました。

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7月30日千里高校観劇レポート

下手側に机と椅子だけという

ほとんど素舞台に近いにも舞台だったにも関わらず、狭い空間でテンポ良く繰り広げられる会話劇に圧倒された65分間でした。

私自身、あれだけ舞台上に物や装置がない

演劇を観たのが初めてだったのですが

図書準備室という空間が、役者の動きで

きちんと成り立っていて、とても勉強になりました。

音響は流す場面は少なかったのですが

とても効果的に使用されていて

グッと世界観に入り込めましたし

照明とのコンビネーションが素晴らしかったです。

役者さんも、とても個性的な役者さんばかりで

一人ひとりの役がとても輝いて見えました。

1年生の役者さんが2名いらっしゃったのですが

とても素晴らしい演技で、1年生には思えない

堂々とした演技でした。

そして中でも、山形先生の演技は、迫力があり

かなり早口で話す場面もあったのですが

その迫力で、観ている方を惹きつけていたと思います。

とても濃厚で、観ている方を惹きつけて離さない

65分間でした。

素敵な公演をありがとうございました。

千里高校さん、お疲れ様でした。

緑風冠高校

7月24日鶴見商業高校観劇レポート

7/24(日)に鶴見商業高等学校さんの鶴羽小学校謎団の夏を観劇させていただきました!

役者として出ていた人達は主に小学生の役を演じていたのですが、小学生特有の話しを劇中にしていて思わず、自分が小学生の頃もこんなことがあったなぁと頷きながら観ていました。

転換の時に箱や箱馬を動かしていたのですが動きの無駄の無さも凄かったです!

舞台装置も壁で使っているのかと思っていた板が実は切られていて転換中にその部分を抜いてたこ焼きの屋台になるのに驚きました!

写真を撮ったときの表現も、役者が照明で照らされて写真と同じポーズをとっていたのですが、上下左右に細かく動いて写真のブレを表していたのには思わず笑ってしまいました!

鶴見商業高等学校さん、素敵な劇をありがとうございました!

そして、お疲れ様でした!

箕面東高校

7月23日堺東高校観劇レポート

堺東高校HPF公演、「銀河のかたすみで」を見させていただきました。

役者の方々がそのキャラクターに合わせた個性豊かな演技で凄く劇に入りやすかったです!キャラクターそれぞれの個性が光っていて、見てて楽しかったです!動きが大きくわかりやすく、 恥しがらずにキャラクターの面白さをしっかりと表現出来ているのが凄いと思いました!何度笑ったかもう覚えてないほど面白かったです!キャラクターの感情もしっかりと伝わってきて、感動のラストには思わず涙が自然と流れてしまいました。笑いあり、涙ありの見応えたっぷりの劇でした!

そして照明も場面によってしっかりと見せたい所を見せてくれて居たので違和感なく見ることができました!音響もその場面にあった音を動きに合わせてぴったり入れているのが凄いと思いました!

舞台上のセットも凄くリアルに作られていてまるでその場を切り取ってきたかと思うくらいでした!世界観をそのまま表現出来ているのがとても素敵でした!

自分達には無いものを沢山見れて、新しい演劇の形を見れたと思います!それを吸収して、更に高みを目指して行きたいと思います!

素晴らしい演劇をありがとうございました!

堺西高校演劇部