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清風南海高校観劇ぶろぐ

「まつまちへ」は切なくも繊細できれいなお話でした。

照明、音響ともに優しい雰囲気でまとめられており装置もシンプルかつ丁寧で、舞台美術が過不足なく劇の世界を形作っていました。また、白い箱5つを動かすだけで違う場所を表す工夫は素晴らしいと思いました。

役者の演技は基本の発音、声量、姿勢などをしっかり押さえた上で同じ人物が持つ場によって変わる「キャラ」を上手く演じ分けており、また何より繊細な表現が上手く登場人物の複雑な感情がよく伝わってきました。

最後のカーテンコールは感動させられました。切ないラストで終わるのかと思いきや最後の最後にハッピーエンドを匂わせてあって、思わず感極まって泣きそうになりました。それまでの丁寧につくりこまれた演技と最後の役者の笑顔が涙を誘ったのだと思います。

清風南海の皆さま、お疲れ様でした。ありがとうございました。

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