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東百舌鳥「Thank you from now on」を観て

東百舌鳥高校の皆さんお疲れ様でした! 私はゲネも本番も拝見させていただきましたが、本番はゲネよりもさらにパワーアップした劇だったと思います。

まず、役者6人それぞれの役の個性が衣装に表れていました。シャツの色、リボンのつけ方、スリッパの色、かばんなど細かいところまで役の性格が反映されていて関心しました。

男子部員が1人という劇でしたが、女子部員と違う態度で対照的だったので、その温度差が面白かったです。それから泣いたり怒ったりする場面はとても迫力があり、高校生同士のケンカが目の前で繰り広げられていて、私も部室の中に入って見ているような気がしました。

そして姫野が後半で私はこういう性格なの!仕方ないでしょ!と今までズッキーとちーちゃんに言えなかった自分の思いを伝えるシーンは鳥肌が立ちました。おとなしめの性格の子が大きな声で必死に今まで自分が思ってきたことを話す姿を見て、やはり自分の気持ちは相手に言わないといつまでたってもわからないなと改めて感じました。

カーテンコールで高3の役を演じていた3人の内2人が実は高1だったということに気づき、すごく驚きました。この劇のままの年齢でも違和感がないくらいピッタリはまっていました。

照明や音響もこの舞台を引き立ててくれていました。最初の青色の照明は「これからどんな劇が始まるのだろうか」と少しワクワクしてしまう色でした。それから、ズッキーと姫野が話していて夕方になるにつれ赤い照明が斜めに差すところはとても良いなと思いました!

音響はカットアウトやフェードアウトを劇中に使っていて効果抜群だったと思います。少しだけ気になったのは、最初と最後の曲の選曲です。どちらも似たような曲だったので、この物語の最初と最後の変化を表すことができるともっとよかったと思います。

部員が時間の経過の前に部室の電気のスイッチを切るときの効果音と照明が暗くなるタイミングが合っていて電気を消したことがわかりやすかったです。

私はこの劇を観て、普段気づきにくい友達の意外な一面を探したり、自分の気持ちをハッキリ言っていこうかなと思うようになりました。

東百舌鳥高校の皆さん、これからも頑張ってください! 来年の公演も楽しみにしています!

千里高校