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大谷高等学校さん観劇ブログ。金蘭会高等学校です。

7月26日大谷高等学校さんの『十二人の怒れる女たち』を観劇させて頂きました。

前説から面白く、吸い込まれるように見いることができました。

まず、役者さんを見て本当に中高生なのかと驚きました。

それは足の組み方や表情、仕草など全ての役者さんが細部までこだわられているのが伝わってきたからだと思います。

そして何といってもあの大きなホールに響き渡る、ハリのある声量は圧巻でした。

話に合った音響、ラストの照明も素敵でした。

内容は裁判員裁判が軸になっていて、他人が死刑になることは自分に関係ないからといってすぐに雑談に走ってしまったり、反対意見を言われて腹を立てたり、現代を生きる私達に重なるなと思う場面もありました。

多数決で自分だけが違う意見を持つこと、そして話し合いを介して大勢の相手を説得させる力。これは私達に欠けている部分なのかなとも思いました。

固定概念に囚われず自分の意思を持つことが今の私達に必要なことなのだと思い知らされました。

役者さん一人ひとりが役を生きる姿はとてもかっこよく、あっという間の90分でした。

大谷高等学校の皆さんお疲れ様でした!

金蘭会高校演劇部